昨日に引き続き、昨年度の補助事業にともなって行ったアンケート結果のまとめです。
「がんばっペーパー」が消費者から高い評価を受けている結果がわかります。
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Ⅱ.購読者のがんばッペーパーに対する意見
1.がんばッペーパーを知っているか
購読者の約8割が、がんばっペーパーを知っているとしている。がんばっペーパーの取り組みを開始してまだ時間がたっていない中で、まずまずの認知度の高さといえよう。
注意する点は、「知らない」という回答の中に、がんばっペーパーは回収袋のことではなく、別に発刊されている新聞のことと認識している読者がいることである。従って、「がんばっペーパー」は回収袋の愛称であることを、今後の活動の中で明確に伝えていくことを考えておくべきであろう。
2.がんばっペーパーを利用しているか
アンケートに回答した購読者の67%が、がんばっペーパーを利用したとしている。
リサイクル用回収袋としての、がんばっペーパーが認識され、多くの購読者に利用されていることがうかがえる。
3.がんばっペーパーの応募方法について
がんばっペーパーの応募方法について、「わかりやすい」とする購読者は72%、「わかりにくい」とする購読者は18%、という結果になっている。
購読者の中には「初めてなので分からない」という意見もみられるので、いま少し「がんばっペーパー」の趣旨と懸賞付きなどについて、それぞれの販売店が認知度と仕組みを分かってもらう工夫と努力をしてもよいのではないか。
4.がんばっペーパーの懸賞に応募したか
がんばっペーパーの懸賞に応募したとする購読者は64%、応募しなかったとする購読者は36%という結果になっている。
5.がんばっペーパーの懸賞に応募した理由(複数回答)
懸賞の賞品が魅力的 |
東北支援に賛同 |
当たる確率が高そう |
何となく面白そう |
5 |
45 |
4 |
20 |
8% |
71% |
6% |
32% |
がんばっペーパーの懸賞に応募した理由として、最も高いのは「東北支援に賛同」(71%)、次いで「何となく面白そう」(32%)、「懸賞の賞品が魅力的」(8%)、「当たる確率が高そう」(6%)という順になっている。
71%という数値に示されたように、購読者の自由回答には「東北の復興支援に役立てていただけることは良いことだと思うのでがんばってほしい」と、がんばっペーパーの趣旨に賛同する意見が数多くみられる。
また「私は東北出身です。震災後に高崎に来ました。東北から離れると一気に震災を感じない暮らしになりました。同時に関東の人はもう震災を忘れてしまっているのではないかと不安にもなりました。○○新聞さんが行っている『がんばっペーパー』の企画を目にして、すぐ応募しようと思いました。願わくばこれからもこの企画を続けて下さいますよう、心からお願いいたします。ありがとうございます」というように、被災した人からの意見もみられた。
東北大震災から3年の時が経とうとしているが、多くの購読者にとって東北地方の復興は気になることであり、できれば何らかの形で支援ができればよいと思っていることが強くうかがえる。
6.がんばっペーパーの懸賞に応募しなかった理由
懸賞に気がつかなかった |
応募方法がよく分からなかった |
興味がなかった |
面倒だから |
その他 |
合計 |
7 |
5 |
5 |
7 |
8 |
32 |
22% |
16% |
16% |
22% |
25% |
100% |
購読者が、がんばっペーパーの懸賞に応募しなかった回答理由の比率は、「懸賞に気がつかなかった」(22%)、「面倒だから」(22%)、「応募方法がよく分からなかった」(16%)、「興味がなかった」(16%)、「その他」(25%)という結果になっている。
「懸賞に気がつかなかった」、「応募方法がよく分からなかった」という理由をあげる購読者が多いことを考えると、今少し懸賞方法を工夫すると応募の比率も高まるのではないか。
7.古紙回収袋がんばっペーパーのデザインについて
とてもよい |
まずまず |
普通 |
あまりよくない |
悪い |
合計 |
40 |
34 |
18 |
2 |
1 |
95 |
42% |
36% |
19% |
2% |
1% |
100% |
購読者は、がんばっペーパーのデザインについて、「とてもよい」(42%)、「まずまず」(36%)、と高い支持をしていることがうかがえる。
8.新聞購読を続けていく上で懸賞付きサービスは必要か
ぜひ必要 |
あってもなくてもよい |
あまり必要ない |
まったく必要ない |
合計 |
74 |
15 |
7 |
0 |
96 |
77% |
16% |
7% |
0 |
100% |
新聞購読を続けていく上で、がんばっペーパーのような懸賞付きサービスは必要かということについて、「ぜひ必要」(77%)、「あってもなくてもよい」(16%)、「あまり必要ない」(7%)、「まったく必要ない」(0%)という結果になっている。8割近くの購読者が是非必要としていることをみると、がんばっペーパーは購読者のニーズをしっかりとらえた企画ということがいえよう。